我が輩は8時頃にはすでに目が覚めているのだが、
主がどうもいつも寝ぼすけでかなわん。
結局むくむくと起きてくるのが10時頃、
そのあと物音しか聞こえないから何をしているか分からんが、
何かやっている。
その間、カゴには布がかかったまま。
寒くないのはありがたいが、早く日の光を浴びたい。
そして、早く飯を食わせて欲しい。
なのに主はのんきに掃除機などをかけている。
掃除機はこの家で覚えた。うるさくてかなわない。
最初は怖くて大変驚いたが、今はだいぶ慣れてきた。
そんな掃除機の音をずーっと聞いた後、
ようやく布が取り払われる。
まだ朝の空気はひんやりとしているが、
気持ちの良い朝である。もうすぐ昼だが。
そこで主がカゴの掃除に取りかかる。
最初はまごついていたが、だいぶ手際も良くなってきた。
私がフンで汚して、ご飯で散らかしてしまったカゴを
ピカピカにしてくれる。
どうせすぐまた汚してしまうのだから、適当で良いのに。。