掃除が終わると水やご飯や豆苗を運んで来てくれる。
これでようやく最初の食事にありつけるわけだ。遅い。
主は色んな食事を用意してくれるので、どれも食べたくなってしまう。
シード、ボレー粉、ドライフルーツ、豆苗、あわ穂。
我が輩にとっては、食に関しては天国のような環境である。
ただ、シードに妙な臭いのする粉を振りかけるのは止めて欲しい。
ペレットと言うようだが、これはあまり美味くない。
仕方なしに食べる事もあるが、我が輩はシードの風味をじっくりと味わいたいのである。
くちばしでペレットをよけながらシードをついばむが、
シードに臭いが移るし、食べるときもシードと一緒に口の中に
入ってきてしまう。かなわん。
ただ主が言っていたが、このペレットと言うものはとても栄養があるらしい。
確かに我が輩も健康に過ごしているし、
生まれて初めての換毛期も無事に終わりつつある。
そう言う意味ではペレットも必要な食事なのだろう。
なので、ペレットも少しだけ食べてやることにする。
主はシードをペレットに置き換えて、
掃除の手間を省こうとする魂胆らしいが、
残念ながらその願望は成就しそうにない。
これからも、ペレットは無くても構わんが、
美味しいシードは食べさせて欲しいものである。
